代表挨拶
色彩文化を創造する。
この世の中は色彩であふれています。
日本人は古来から花や草木、刻一刻と変わる空模様など微妙な色の違いを見分け、1000以上の色彩の名前をつけてきました。
これほどまでに自然と共存し、自然を愛し、四季折々に自然の色彩を楽しんだ民族は他におりません。
その優れた色彩感覚は、古くから衣類にも反映されてきました。
飛鳥時代には役人に位をつけ、冠の色と濃淡によって区別できるようにした制度、また天皇以外は身に着けてはいけない「禁色」が生まれました。
平安時代には衣装一枚ごとの表裏の色合いや、光が透過した時に見える微妙な色合いの違いを愉しむ「襲(かさね)の色目」が生まれ、貴族たちが季節ごとに着物を愉しみ、さらに江戸時代には派手な色の使用を禁じられた町人たちが、様々な茶色や灰色、藍色の微妙なニュアンスを愉しむ「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)」という、日本人らしい文化も生まれています。
日本人にとって「色彩」は身近な存在なはずですが、戦後の高度成長期による、経済性や合理性、生産性、インターネットの普及など時代を追うごとに、ユーザーの立場を無視した間違った色使いも多く見られるようになりました。昨今では、残念ながら色彩やデザイン、インターネットの特性を悪用したユーザーの意図しない決定に誘導するダークパターンと呼ばれる手法も増えてきています。
本来「色彩」とは、人々に幸せを与え、生活を豊かにするものだと考えています。
「インターネット」と「色彩」、「デザイン」の世界でビジネスをはじめて15年近くなりますが、これらを活用していけば、コロナ禍で生まれた「新しい生活様式」の中でも人生を豊かにするような素晴らしいサービスが作れるのではないか、と信じています。
そして、それを美しい日本文化の継承と新しい色彩文化の創造に繋げていけるよう励んでまいります。
会社概要
会社名 | 株式会社カラボ |
代表 | 立川 弘幸 |
事業所 | 愛知県名古屋市中区錦2丁目11-24 長者町コットンビル 5F |
連絡先 | お問い合わせフォームからご連絡ください |
設立 | 創業2005年9月 |
主な事業内容 | ・各種Webサイト制作、Webシステム開発 ・Web診断、マーケティング、コンサルティング、ブランディング ・Web制作教育・講座 ・サービス・プロダクトデザイン ・カラーコンサルティング、色彩検定講座、パーソナルカラーアナリスト養成 |
メンバー

立川 弘幸Tachikawa Hiroyuki
- 株式会社カラボ 代表取締役
- IACC国際カラーコンサルタント
- カラボ色大学 学長
学生時代に文部科学省後援色彩検定1級を取得後、東京商工会議所カラーコーディネーター検定環境色彩1級、商品色彩1級、ADEC色彩士検定1級理論を取得。その後、色彩に特化したWeb及びコンサルティングの株式会社カラボを立ち上げ、色彩心理学、生理学、人間工学をベースに東証プライム上場企業から中小企業、個人まで幅広くカラーコンサルティングを行っている。
また、照明コンサルタント、パーソナルカラーアナリスト兼スタイリストとしても活動。パーソナルカラー診断数延べ1万人以上。自分の肌に似合う本当の色を色彩調和理論を基に診断をし、ファッションからメイクについてのアドバイスも行っている。
好きな色はターコイズブルー、甕覗(かめのぞき)、黄櫨染(こうろぜん)、マゼンタ。

下川 遥Shimokawa Haruka
- webデザイナー
- カラーコンサルタント
専門学校時代にwebデザインを学び、その後広告代理店、大手電機メーカー関連会社にてwebデザイン、グラフィックデザインなどの業務に従事。デザインに従事する者として「色彩」は切っても切り離せない存在であり、影響力が大きい要素だと日々のデザイン業務を通じて改めて感じる。感性だけである程度生きていけてしまう業界だからこそ、「色彩の正しい知識は成長するために必須」と感じ、文部科学省後援色彩検定1級・UC級カラーコーディネーター、カラボ色大学カラーコンサルタントを取得。
ぱっと見の印象、美しい配色、読みやすい文章、誤解なく情報を得られる使い勝手。どれか一つででも、自分の携わったモノ・コトで、その人の心が1mmでも豊かになってもらえるよう日々学び続けている。
好きな色は甕覗(かめのぞき)、鶸萌黄(ひわもえぎ)、ジェイブルー。

坂本 晶大(小野 晶大)Sakamoto O. Atsuhiro
- ディレクター
- カラーコンサルタント
東京大学農学部卒業。大学卒業後、国土交通省に入省し、東北の復興事業に従事。その後は、霞が関にいながらランドスケープの専門職として緑地保全に関する政策立案などを担当し、みどりとともにある人々の豊かな暮らしの実現に奔走。2024年6月退官。この間、環境省勤務も経験し、野生動物と人の関係性について深く考える機会を得る。そして今、株式会社カラボでカラーコンサルタントとして新規事業の立ち上げを担当。
好きな色は黄色。

川腰 章二Kawagoshi Shoji
- カラーコンサルタント
- 中小企業診断士
石川県小松市出身。早稲田大学卒業。DIC(株)では東京都板橋区の商店街のまちづくりに従事し、その中で、ひと人の生活と色、日本と色の密接な関係性に感銘を受ける。日本文化、地域独自の景観など街の景観に対してより深く、そしてそこに住まう人たちのためになる色彩計画と色の活用の道を見出すべく(株)カラボのカラーコンサルタントとなる。

新堂 博之Shindo Hiroyuki
- 建築家
- コンピュテーショナルデザイナー
- カラーコンサルタント
東京大学建築学科卒業。学部時代に、建材の色やテクスチャなどの視覚刺激が心理に及ぼす影響を研究したことをきっかけに、人間工学的空間づくりに興味を持つ。その後、安藤忠雄のもとで建築実務の基本を学び、実践を通じて色彩と音との調和・融合が快適な空間づくりに与える可能性に注目。そうした研究と実務の歩みの中で、(株)カラボの代表である立川と出会い、「色彩と音の相乗効果で、より快適な空間を生み出す」という未来を共に目指すべき理想として共有。互いの専門性を活かしながら協力体制を構築するに至る。現在、「感性に訴える空間の創造」というブランドスローガンを掲げ、人間工学に基づくストレスのない快適な環境づくりを目指して活動を続けている。

西川 泰寛Nishikawa Yasunori
- マーケター
- カラーコンサルタント
これまでに飲食、不動産、金融、アパレル、自動車、建設などで経営支援を行い、不動産領域では2年で数十億円、大手ECでは1年で2億8000万円の売上を達成し、様々な企業成長に貢献する。15年以上前に立川と出会い、一度は違う道に進むものの様々な経験をする中で色彩教育の普及の実現に向けて、同じ熱量で今も動き続けている立川のその姿勢に感銘を受け、共に歩むべく再びジョイン。色彩教育への貢献と、色彩のビジネスへの活用のために活動中。