最近、文旦を食べる機会がありました。
文旦は柑橘類の一種で、大きく厚い皮に包まれた果肉が特徴です。
グレープフルーツに似た見た目ですが、味わいはよりまろやかで、酸味と甘みのバランスが絶妙。
そして何より、その見た目。大変美しい黄色なのです。
そこでこんな疑問が浮かんでくるわけです。
「柑橘類の果皮はなぜ黄色いのだろう?」
至近要因でいえば、黄色い色素があるから。
カロテノイドという色素による影響だと思われます。
カロテノイドは緑黄色野菜にもたくさん含まれていることで有名です。
きちんと調べたわけではないですが、このカロテノイドの中でもβカロテンという色素が柑橘類の黄色を構成しているのではないかと思います。

色には実体がないという話はしましたが、色素というある意味、色にフォーカスした物体があるというのも面白い話ですよね。
もちろん色素は特定の波長域の光を吸収・反射するわけですが。